2022年7月に厚生労働省が発表した『雇用均等基本調査』によると、 女性の育児休暇取得者の割合が約85%であるのに対して、男性取得者の割合は約14%という結果だそうです。
当社でも積極的に育児休暇を取得し、社員が安心して子育てができる環境を整えてまいりたいと考えています。
そこで育児休暇を取得した男性社員2名と、女性社員1名に集まっていただき、育児休暇を通じて感じたことを座談会形式でインタビューしました。
協力してくださったのは石田さん・堀江さん・桂さんの3名です。
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子育てパパ&ママ座談会
本日はお集まりいただきありがとうございます
まずは皆様がどのような制度を利用して育児休暇を取得したのかお聞かせ下さい
- 堀江:私は「産休・育児休暇」という制度でお休みを取得しました。初めての妊娠ということもあり不安だったため、つわりがピークを迎えやすいと言われている8週目くらいには報告を済ませ、後任の検討を上司にお願いしました。
- 桂 :私は慶事休暇を利用して、2023年4月にお休みをいただきました。
- 石田:私も桂さんと同じ慶事休暇を利用し、2022年7月に連続20日間のお休みをいただきました。 ※当社では育児支援のため、20日間の特別休暇を付与しています。
休暇制度に対するご家族の反応はいかがでしたか?
- 石田:コロナ禍での出産であることや、一人目の育児をしながらの第二子の誕生ということもあり、制度のおかげで妻も安心してお産に臨んでくれたように思います。
- 堀江:産休・育休の制度が整っているおかげで、母子共に妊娠期間を健康に過ごすことができ、家族も安心してくれていました。 また、職場に戻りやすい環境、休暇に対する同僚の方々の理解もあり、家族も安心してくれたと思っています。
- 桂 :(20日間の休暇を連続か分割で取得できることに対し)妻は「素敵な会社だね」と、とても喜んでくれました。
会社の周りのメンバーはどんな様子だったでしょう?
- 石田:上司やメンバーの育児休暇に対する理解度が高いように感じました。
1か月という長期休暇であっても、嫌な顔一つせず引継ぎをしていただいた印象です。
次に子供が生まれるメンバーが休暇を取る際には、全面的に協力していきたいです。 - 桂 :私の周りのメンバーは、このような制度があること自体を知らかなかった方が多く「自分も子供が生まれるときは利用したい」と言っていました。
- 堀江:メンバーに負担をかけてしまうのではないかという不安がありましたが「楽しみですね」「妊娠期間不安なことがあるかもしれないけど、先輩ママとして何かアドバイスができることがあれば相談してね!」といった温かい反応を同僚からもらえたことに安心しました。
休暇中や取得後のエピソードがあればお聞かせ下さい
- 堀江:育児休暇を経て、仕事と家庭の気持ちの切り替えができるようになり、週末は子どもに集中してたくさん公園で遊ぶことができたり、家族と充実した時間を過ごせています。
また、仕事と家庭の循環が良く夫婦のコミュニケーションも円滑で、子供にとっても良い環境なのではないかと思っています。 - 石田:母子共に、出産後1か月は特に負担のかかる時期だと感じます。私が家事全般をフォローできたことは、非常に助かったと言われました。
- 桂 :第一子で初めての子育てだったため、両親そろって育児に集中できる環境を作ることが出来て、心のゆとりを持てました。
また、20日間を分割して休暇に当てることのできる制度なので、フレキシブルに取得することができ、とても有難く感じています。 - 石田:私の休暇取得中にメンバーから仕事の連絡は一切なく、暖かな気遣いを感じました。仕事を気にすることなく育児に集中でき、当時のメンバーには感謝しかないです。
- 堀江:復帰後の話ですが、子供が体調不良になることが多く、業務から抜けることが心苦しい時もあったのですが、上司からは「無理に出社せずうまくテレワークを使ってください」と先に仰ってくださりとても有り難かったです。
同僚からも「子供優先で大丈夫、ここは任せて!」と心強い言葉をかけてくれたので、とても助かりました。
育児休暇を有意義に利用できたご様子ですね
会社やメンバーに伝えたいことなどはありますか?
- 石田:この制度が利用でき、私個人のみならず家族全体の幸福度が上がったように感じます。
また、上司のご理解やメンバーの協力に関しても大変感謝しております。こういった風土や環境作りに関しては、制度利用経験者として率先して協力していきたいと感じております。ありがとうございました。 - 桂 :育児に協力的な環境が社内全体にあり、子育てを応援してくれる制度のおかげで安心して育児を行うことができました。
大変感謝しております。
周りのメンバーが子育てする際には、積極的に協力していくことはもちろん、さらに子育てを応援・サポートできるような風土作りにも貢献していきたいです。 - 堀江:人に体験を伝えることがなかったので、自分自身の良い振り返りにもなりました。 改めて、自分が恵まれた素敵な環境に置かれていることに気づくことが出来ました。 このような機会をいただき、ありがとうございます。
編集後記
今回ご協力いただいた3名の社員との座談会を終えて、改めて子育て関連制度の重要性を認識しました。
当社の現行制度に対し感謝の言葉もいただきましたが、子供が生まれるという人生の一大イベントを迎える社員に向けてより一層できることはないか、さらに深く考えるチャンスをいただいたと感じています。
日々の業務でお忙しいところ、子育てパパ&ママ座談会にご協力いただいた石田さん・堀江さん・桂さんに心より感謝申し上げます。